満タン&灯油プラス1缶運動とは?
  • TOP
  • 満タン&灯油プラス1缶運動とは?

満タン運動とは、日頃から車の燃料メーターが半分程度になったら満タンに、
暖房用の灯油は1缶多めに保管することを心がけることで、災害時に備える活動
になります。
本運動は、2016年に発生した熊本地震の翌年2017年から始まりました。

災害が起きたら…

ガソリンスタンドに大行列

ガソリンスタンドに大行列

ガソリンの供給不足が発生

ガソリンの供給不足が発生

ガソリンスタンドの営業不能

ガソリンスタンドの営業不能

災害時
燃料の入手が困難に…

過去の災害事例

  • 島根県出雲市豪雨(2024年7月)

    停滞する梅雨前線の影響で大雨となった7月9日、出雲市日御碕地区で集落に通じる県道の一部が崩落し、地区への輸送路が寸断されたことで、235世帯が孤立した。地域住民から燃料の枯渇を不安視する声があがり、県危機管理課、出雲市が島根県石油商業組合に相談。島根県、出雲市、地元消防、石油組合が協力して週1回、朝の2時間程度の時間で孤立地域にガソリンを運ぶこととした。1回目の燃料配送は25日に実施。石油組合ガソリンスタンド(SS)で携行缶に詰めたガソリン(写真①)を、市の職員や被災地区の住民が崩落現場付近に開通させた迂回路まで軽トラックで、続く迂回路を徒歩で運び(写真②、③)、さらに被災地側の軽トラックに積み替えて給油場所まで運んだ。給油はSS関係者が行い(写真④、⑤)、事前に予約した孤立地区の住民が所有する車(写真⑥)に給油した。臨時の燃料配送は合計3回目行われ、その後、車の通行が可能となったことで終了した。

  • 令和6年能登半島地震(2024年1月)

    1月1日(月)午後4時6分頃、石川県能登地方を震源地とする「令和6年能登半島地震」が発生(最大震度7・志賀町)。寒い時期の災害で停電したこともあり、避難所では暖をとるため、灯油および灯油ストーブが求められた。地震直後は、営業しているSSに多くの給油客が殺到し、長蛇の渋滞が各地で発生した。数日間、大型タンクローリーが通行することができず、津波でタンカーが着岸できないなど地域の燃料が枯渇する中で、石油組合やSS事業者は自らが被災しながらも、石油元売や他地域の石油販売業者等とも連携し、避難所や病院、移動電源車両等への燃料供給に尽力した。

満タン運動に取り組むメリット

パニックバイの回避

パニックバイの回避

混雑するガソリンスタンドに並ぶ必要がなく、燃料切れの心配も軽減します。

クルマを避難所にできる

クルマを避難所にできる

冷暖房が使えるプライベートスペースとなり、車内ラジオからの情報収集やスマホの充電もできます。 ※車内では一酸化炭素中毒やエコノミークラス症候群に注意が必要です。ガレージなどの閉鎖空間でのアイドリングを避け、定期的に歩いて足を動かしましょう。

供給断絶時の備えに

供給断絶時の備えに

灯油プラス1缶備えることで暖かい空間を長時間維持でき、災害時の安心度が高まります。 ※灯油はポリタンクに入れ、火気のない冷暗所でしっかり密栓して保管しましょう。
翌シーズンに持ち越した灯油を使うと、機器の故障の原因となることがありますので、シーズン中に使い切ることをおすすめします。

ガソリン&灯油満タンで
どれくらい使えるの?

ガソリン満タン(55L)の場合

条件

アイドリング状態

車内エアコン 25度 ラジオ ON スマホ 充電
※条件
使用車種:ノア 充電対象:iPhone12(充電ケーブル仕様)
測定場所:岡山県岡山市(屋外)
測定時期:7月中旬(日中の時間帯)

灯油1缶(約18リットル)の場合

条件
室内 最大出力 対流型石油ストーブ
※条件
使用車種:ノア 充電対象:iPhone12(充電ケーブル仕様)
測定場所:岡山県岡山市(屋外)
測定時期:7月中旬(日中の時間帯)

実際にガソリン車を満タンにして実験したところ、
55リットルの車であれば、約2日間車内で過ごせるという結果になりました。

また、灯油が1缶あれば約3日間暖がとれることも実験結果から分かったので、
冬場の非常用燃料として是非備えていただきたいです。

わたしたちの
活動内容

災害に備えて燃料備蓄の重要性を知っていただくため、ガソリンスタンド店頭やイベント、
WEBメディア、SNSなどを通じて、様々な啓発活動を行っています。

SS(ガソリンスタンド)店頭でのPR

ポスターやのぼりなどをガソリンスタンド店頭への掲出やお客様へのチラシ配布などの店頭PR活動を行っています。

WEBメディア・SNS(YouTube、Xなど)、TV、ラジオCMなどでの発信

各種メディアを通じて満タンプラス灯油1缶運動の紹介動画を配信しています。

防災関連イベントなどでPR

防災関連のイベントでPR活動を実施しています。

「災害対策ハンドブック」の制作、各種施設やイベントで配布

避難経路や家族との連絡手段、非常用持ち出し袋などに入れておくべきものなどをマンガやイラストで分かりやすく記載した「災害対策ハンドブック」の制作、各種施設やイベントで配布しています。