記事一覧
  • TOP
  • 灯油
  • 灯油が服についた!応急処置と洗濯で臭い・シミを落とす方法
灯油がついた服

2026/01/29

灯油が服についた!応急処置と洗濯で臭い・シミを落とす方法

給油中などに服に灯油がついたら、慌てずに対処しましょう。放置するとシミや臭いが残り、火災の危険もあります。ここでは灯油が服についた時にやってはいけないNG行動、すぐにやるべき応急処置、適切な洗濯法を詳しく紹介。子どもやペットへの安全対策も解説し、服についた臭いやシミをすぐに軽減する方法をチェックしましょう。

灯油がついた服は水洗いしないで!

服についた灯油のシミを見る女性

灯油は油性の汚れのため、水だけでは分解できず、水洗いしてもきれいに落ちません。むしろ水で洗うことで、繊維に残った灯油が横に広がり、シミが大きくなってしまうおそれがあります。

また灯油がついた服を洗濯機に入れると洗濯槽内部に臭いが移り、他の衣類にまで石油臭が残る原因に。さらに注意したいのが安全面です。過去には、マッサージ用オイルが染み込んだタオルを洗濯・乾燥後に収納していたところ、発火して火災に至った事例もあります。灯油も同じく油分を含むため、誤った扱いは思わぬ事故につながりかねません。

灯油が服についたらすぐにやるべき応急処置

タオルを持つ人

灯油が服につくと臭いが強く残るだけでなく、皮膚への刺激や火気による事故のリスクもあります。落ち着いて応急処置を行いましょう。先述の通り、灯油は油汚れなので、水で流すと汚れが広がって逆効果です。洗うことよりも揮発を優先させることで、灯油の汚れを落としやすくなり、安全性の確保にもつながります。

ティッシュやタオルなどで灯油を吸い取る

灯油がついたら、まずは服をすぐ脱ぐことが大切です。灯油は皮膚への刺激が強く、触れ続けると赤みやかゆみの原因になることがあります。タオルや新聞紙を服の下に敷き、ティッシュやタオル、新聞紙など吸水性のあるものを使って上からポンポンと軽く押さえて取り除きましょう。強くこすってしまうと灯油が繊維の奥まで入り込み、臭いやシミが取れにくくなってしまいます。

灯油の臭いが消えるまで陰干しする

灯油は揮発性が高く、時間を置くことで空気中に蒸発しやすい性質があります。そのため、すぐに洗濯するのではなく、まずは陰干しして揮発させることが大切です。ただし直射日光が当たる場所で干すのは避けましょう。熱が加わると揮発が急激に進み、状況によっては引火のリスクが高まるおそれがあります。

屋外の軒下やベランダなど、風通しが良く日陰になる場所が適しています。数時間から半日ほど陰干しし、衣類から灯油特有のツンとした刺激臭が弱くなるまで待ちましょう。この段階で無理に洗濯すると、灯油が水と混ざって衣類全体に広がり、かえって臭いが残りやすくなります。

まずは「揮発させる」、その後に「洗う」という順番を守ることで、臭い残りや繊維へのダメージを防ぎやすくなります。なお、室内干しでは臭いがこもりやすいため、基本は屋外干しを心がけてください。

服についた灯油のシミを落とす方法

灯油のシミがついた服を揉み洗いする人

灯油は揮発性が高いため、陰干しすることで臭い成分の一部は空気中に蒸発します。ただし灯油は油分を含むため衣類に浸透しやすく、もともと付着していた皮脂などの油溶性汚れを溶かして、輪ジミのような形で残ることがあります。その場合は、以下の手順でシミを落としましょう。

なお作業前には必ず洗濯表示を確認し、水洗い不可の衣類の場合は無理に処理せず、ドライクリーニングに出すことも検討してください。

【通常】浸け置きして揉み洗いする

洗面器やバケツに40度程度のお湯を張り、食器用の中性洗剤を数滴垂らします。そこに灯油がついた衣類を入れ、5分ほど置いてから、汚れた部分を優しく揉み洗いしましょう。

この時、力を入れすぎると繊維を傷めやすいため注意が必要です。お湯を入れ替えながら同じ作業を数回繰り返し、灯油の臭いが気にならなくなったら、衣類の洗濯表示に従って洗濯します。洗濯機が使える場合は、他の衣類への臭い移りを防ぐため、必ず単品洗いで通常通り洗ってください。

【頑固なシミ】無水エタノールでシミ抜きをする

浸け置き洗いでも落ちにくい灯油のシミには、無水エタノールを使ったシミ抜きが有効です。無水エタノールには、繊維の奥に入り込んだ灯油を浮かせて落としやすくする作用があります。ドラッグストアなどで手軽に購入できますが、色柄物の衣類は色落ちする場合があるため、必ず目立たない部分で試してから作業を行いましょう。

作業時は、換気を十分に行い、周囲に火気がないことを確認してください。また、皮膚への刺激を防ぐため、ゴム手袋を着用することが大切です。

<必要なもの>

・無水エタノール

・タオル

・不要な布

・ゴム手袋

<手順>

①タオルの上に灯油がついた服を置く

②布にエタノールを染み込ませ、シミになった部分をポンポンと叩く

③風通しの良い場所で陰干しする

その後は、洗濯表示に合わせて単品で洗濯をします。作業の際はしっかり換気をして火気がないことを確認し、ゴム手袋を使用してください。

服についた灯油の臭いを撃退する方法

灯油の臭いがついた服

これまでの対処でシミはある程度落ちたものの、洗濯後も灯油の臭いが残る場合があります。そんな時は、さらに臭いを軽減するための方法を試してみましょう。

セスキ炭酸ソーダを使って押し洗いする

セスキ炭酸ソーダは、重曹よりもやや強いアルカリ性を持ち、油汚れや臭い成分を落としやすいのが特長です。この方法は、新品の服に石油のような臭いがある場合や、長期間保管していた衣類に臭いがついてしまった時にも活用できます。

<手順>

①洗面器やバケツに約40℃のお湯を入れ、セスキ炭酸ソーダを適量(小さじ1~2程度を目安※)溶かす

②服を浸けて優しく押し洗いし、汚れを浮かせる

③数回押し洗いした後に1時間ほどそのまま浸け置きする

④汚れが浮いたら、お湯を流しながら十分にすすぐ

⑤風通しの良い場所で陰干しする。直射日光や火気のそばは避ける

※セスキ炭酸ソーダの量は衣類の量や汚れ具合に応じて調整してください。

車内やカーペットなどに灯油がこぼれた時も、臭いが残ることがあります。以下のページで詳しく対策を解説しています。

▼こちらも参考に。

灯油の臭いを消すには?車内やカーペットなど場所別の速攻対処法を紹介

灯油を服につけないための予防策

袖をまくる人

灯油は一度服につくと、シミや臭いを落とすのに手間がかかるため、事前の予防が非常に重要です。給油の際には、服装や手順に少し注意するだけで、灯油がつくリスクを大幅に減らせます。

給油時の服装を工夫する

大切な服を汚さないよう、給油する時は袖口や裾に油がついても気にならない古着や作業着を着用すると安心です。特に袖口は灯油が垂れやすいため、給油前にあらかじめ折り返しておくと、付着を防ぎやすくなります。また子どもやペットが近くにいると、動いた拍子に灯油をこぼしてしまう可能性が高くなります。給油は周囲に人や動物がいない、安全な場所で行うことも大切なポイントです。

給油の手順に注意する

火気がある状態で給油すると火災の危険があるため、必ず消火してから作業を始めてください。ノズルが不安定だと外れた拍子に灯油が飛び散りやすくなるため、タンクの奥までしっかり差し込んで安定させることがポイントです。

急いで給油すると灯油がこぼれやすくなるため、焦らず一定のスピードで注ぎましょう。給油後は、灯油漏れを防ぐためにタンクキャップが確実に閉まっているかを確認することも忘れないようにしてください。

灯油を安全に扱うためのポイント

窓を開けて換気する人

灯油は身近な燃料ですが、扱い方を誤ると火災や事故につながるおそれがあります。服につけない工夫も大切ですが、それ以上に、日常的に安全を意識して取り扱うことが重要です。

灯油を適切に保管する

灯油タンクは、倒れたり傾いたりしないよう、安定した場所に設置しましょう。転倒すると灯油がこぼれ、火災の原因になる可能性があります。また、暖房器具やガスコンロの近く、直射日光が当たる場所は避け、涼しく風通しの良い場所で保管することが大切です。

灯油は危険物に分類されるため、誤飲やいたずらを防ぐ意味でも、子どもの手が届かない高さや収納棚に置くようにしてください。シーズン終了後は、残った灯油をできるだけ使い切るか、自治体の指示に従って適切に処分しましょう。古い灯油は燃焼性能が低下するだけでなく、臭いや機器トラブルの原因になることもあります。

給油する際の環境を整える

灯油の蒸気が空気中に広がりやすいことを踏まえて、必ず換気の良い場所で作業しましょう。灯油の蒸気は引火性が高いため、ストーブや電気コンセントなど火花が出る場所から離れることも大切です。

こぼした時に備えて新聞紙やタオルをあらかじめ床に敷く、または手元に置いておくと安心です。給油後は灯油の漏れや滴りがないか確認し、臭いが広がっていないかもチェックしましょう。最後まで安全確認を怠らないことが、事故を防ぐポイントです。

▼こちらも参考に。

【灯油の入れ方ガイド】ポンプの使い方やこぼしてしまった時の対処法も紹介

灯油が服についたら慌てずに陰干しする

服を陰干しする様子

灯油が服についた場合は、水洗いをする前に、まず安全を確保し、落ち着いて応急処置を行うことが大切です。揮発性の高い灯油は、陰干しによって臭いを軽減できるため、最初は洗わずに揮発させることを優先しましょう。洗濯してもシミや臭いが残る場合は、今回紹介した対策を参考にしてください。あわせて、給油時の服装や作業手順を見直し、日頃から灯油の扱いに注意することで、服への付着やトラブルを防ぎやすくなります。

#日常生活

#灯油

タグから記事を探す


カテゴリーから記事を探す


最近の投稿


タグから記事を探す


カテゴリーから記事を探す


最近の投稿