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【初心者向け】ガソリンの入れ方を解説|セルフ式の手順と注意点・よくある疑問も

セルフ式ガソリンスタンドでは、操作に慣れていないと「どうやって給油すればいいの?」と不安に感じる人も多いものです。この記事では、初心者でも安心して実践できるガソリンの入れ方を、手順に沿ってわかりやすく解説。給油前に確認しておきたいポイントや注意点、よくある疑問までまとめているので、初めてのセルフ給油でも落ち着いて手順を進められます。

ガソリンを入れる前に確認しておくこと

レギュラーガソリンを入れる人

セルフ式ガソリンスタンドへ向かう前に、車に関する基本情報を押さえておくと安心です。燃料の種類や給油口の位置、支払い方法を知っておけば、現地で操作に迷う心配がありません。特に初めてセルフ給油をする人は、こうした事前準備がトラブル防止につながります。

車に合った燃料の種類を確認する

車に合わない燃料を入れてしまうと、故障やエンジン停止の原因になるため、給油前の確認は必須です。ガソリンはレギュラー(給油ノズルの色は赤)・ハイオク(黄)・軽油(緑)の3種類があり、車ごとに指定されている燃料は異なります。

特に軽自動車に軽油を誤って入れてしまうケースは多く、内部部品の損傷や高額な修理につながることも。車検証や給油口のラベルをチェックし、ノズルの色も確認してから給油しましょう。

給油口の位置と開け方を把握する

給油口の位置や開け方を把握しておくと、スタンドで慌てることなく行動できます。乗っている車のメーター付近にある計量機マーク(燃料計)の横には三角印(◀▶)があり、これが給油口の方向を示しています。

また、開け方は車種によって異なり、レバー式や押し込み式などさまざま。操作を間違えるとボンネットを開けてしまうこともあるため、出発前にレバー位置を確認し、スムーズに開閉できるよう準備しておきましょう。

支払い方法とポイントカードを準備する

支払い方法を決めておくと、給油時の操作がスムーズになり、時間短縮にもつながります。セルフ式ガソリンスタンドでは現金・クレジットカード・電子マネーなど、スタンドごとに対応している決済方法が異なります。

迷ってしまうとタッチパネルでの操作が止まってしまうため、あらかじめ使う支払い手段を決めておくことが大切です。プリペイドカードやポイントカードを事前に登録しておけば、給油と同時にポイントを貯められるなど、お得に利用できます。

ガソリンの入れ方(セルフ式ガソリンスタンドの手順)

セルフ式ガソリンスタンドの給油場所

セルフ式ガソリンスタンドでは、支払いから給油までを自分で行いますが、手順さえ理解していれば難しくありません。基本の流れを押さえておくことで、初めての人でも落ち着いて操作できます。ここでは、迷いやすいポイントも補足しながら、初心者でも安全にできる6つのステップを紹介します。

1. 車を給油レーンに停める

まずは、給油口が計量機の給油ノズルのある側にくるようにゆっくりと車を停めます。停止線に合わせつつ、計量機から1mほど離しておくと作業がしやすく安全です。エンジンを切り、窓を閉めてから降車しましょう。また、ガソリンの気化を防ぐため、車内の換気を止めてから給油を始めることも大切です。ガソリンスタンド内は禁煙ですので、運転中にたばこを吸っている場合は、必ず消してから降車しましょう。

2. タッチパネルで操作を開始する

次に、タッチパネルで「支払い方法」「油種」「給油形式」を順番に選択します。油種はレギュラー・ハイオク・軽油の3種類から車に合ったものを選び、給油形式は満タン・金額指定・量指定のいずれかを選択。操作に不安がある時は、近くにいるスタッフへ声をかければ丁寧に教えてもらえます。

3. 静電気除去シートをタッチする

給油前には必ず静電気除去シートに触れて、体に溜まった静電気を逃がします。静電気は小さな火花を生じ、ガソリンの気化ガスに引火するおそれがあるため重要な工程です。

パッドが見当たらない場合は、車のドアなど金属部分に触れて除電しても問題ありません。特に冬や乾燥した時期は静電気が発生しやすいため注意が必要です。

4. 給油キャップを開けてノズルを差し込む

レギュラーガソリンを入れる人

静電気を除去したら、給油キャップをゆっくり回して外し、ホルダーにかけます。ノズルを奥までしっかり差し込み、選んだ油種が正しいか再確認してからレバーを引きます。

レバーを強く引くと給油が始まり、手を離すと止まる仕組みです。中途半端な差し込みは危険なので、必ず奥まで差し込むようにしましょう。

5. 給油が自動で止まったら継ぎ足しはしない

給油ノズルは満タンになると自動でストップします。自動停止後に継ぎ足しをすると、燃料があふれたり、温度変化でガソリンが膨張して危険です。停止したらレバーを引かず、そのままノズルを静かに抜くようにします。安全のためにも、少し残っていても再給油は控えましょう。

6. ノズルを戻してキャップを閉める

最後にノズルを元の位置へ戻し、給油キャップを「カチッ」と音がするまでしっかり締めます。キャップの締めが甘いと燃料漏れや警告灯の点灯につながる場合があります。給油口を閉じ、レシートやおつりを忘れず回収したら、周囲の安全を確認してエンジンをかけましょう。

ガソリンを入れる時の注意点

ガソリンスタンドの注意事項

ガソリンは非常に気化しやすく、わずかな火花でも引火する性質があります。そのため、セルフ式ガソリンスタンドでは安全対策が最も重要です。

ここでは、初心者が特に気をつけたい3つのポイントを紹介します。どれも基本的なことですが、うっかり忘れると大きな事故につながるため、必ず守りながら給油を行いましょう。

火気厳禁・スマホ操作禁止

ガソリンの蒸気はわずかな静電気でも引火する危険があるため、給油中の喫煙やライターの使用は絶対に禁止です。スマホ操作も同様で、電磁波や静電気が火花の原因となる可能性があるため、手に持つこと自体を避けるのが安全です。火気は一切近づけず、操作に集中して給油するようにしましょう。

エンジン停止・パーキングブレーキを忘れずに

エンジンをかけたまま給油すると、気化したガスに火がつく恐れがあります。必ずエンジンを停止し、パーキングブレーキをかけてから車を降りてください。これは車が動くのを防ぐだけでなく、排気ガスの熱による引火リスクを避けるためにも重要です。エンジンOFFとブレーキの操作は、毎回欠かさず習慣にしておきましょう。

子どもや同乗者を近づけない

給油中のガソリン蒸気は有害で、火気にも敏感な状態になります。子どもやペットを計量機のそばに近づけるのは大変危険です。安全な距離を保ち、同乗者はできるだけ車内で静かに待つのが理想です。車外に出る場合でも、給油が終わるまでは離れすぎず、必ず目を離さないように気をつけましょう。

ガソリンをこぼした時の対処法

ガソリンを入れるスタッフ

給油中にガソリンをこぼしてしまった場合は、すぐにスタッフを呼び、安全を最優先に行動することが大切です。ガソリンは揮発性が高く、静電気や小さな火花でも引火する危険があります。

また、車体やタイヤに付着すると塗装やゴムを劣化させる恐れもあります。こぼれる原因の多くは、ノズルの差し込みが不十分なことや、自動停止後の継ぎ足し給油によるものです。

もしこぼしてしまったら慌てずに給油を止め、近くのスタッフに対応を任せましょう。自己判断で拭き取ると、処理方法を誤ってかえって危険になる場合があります。

車体にガソリンが付いた場合は、やさしく拭き取り、可能であれば早めの洗車がおすすめです。落ち着いて正しい手順を踏めば、火災や故障などのトラブルを防ぐことができます。

セルフ式ガソリンスタンドの仕組みとルール

セルフ式ガソリンスタンドの給油場所

セルフ式のガソリンスタンドは「完全に無人」というわけではなく、監視室にいるスタッフが給油状況を確認し、問題がなければ操作を許可する仕組みになっています。給油中はカメラによって常時監視され、危険な行動や異常が見られればすぐに給油を停止できる体制が整っています。

また、安全確保のため、給油時間(約4分)や給油量(ガソリン・ハイオクは100L、軽油は200L)には上限が設けられています。さらに、セルフ式ガソリンスタンドでは携行缶などの別容器への給油は禁止されており、必要な場合はスタッフによる本人確認が必須です。このようなルールと監視体制により、利用者が安心して給油できる環境が保たれています。

ガソリンの入れ方に関するよくある質問

Q&Aのイメージ

セルフ式ガソリンスタンドを初めて利用する人の多くが不安に感じやすいポイントをまとめました。給油のタイミングや指定方法、トラブルへの対応を理解しておくと、焦らずにセルフ給油ができます。事前に知識を備えておけば、初めてでも安心してスタンドを利用できるでしょう。

Q1. 給油ランプがついたらあと何km走れる?

車種や燃費によって差はありますが、一般的にはある程度ガソリンが残っている状態で警告灯が点くため、数十kmほどは走行できます。ただし、残量が少ない状態が続くと燃料ポンプに負担がかかるため、ランプが点灯したら早めに給油するのが理想です。特に高速道路や夜間は、燃料が半分を切ったら補給を意識しておくと安心です。

Q2. 満タン・金額・量指定はどれがおすすめ?

初心者には、最もわかりやすい「満タン」指定が安心です。金額指定は予算管理に役立ち、量指定は燃費の計算や長距離ドライブ時に便利。それぞれメリットがあるため、状況に合わせて使い分けるのがおすすめです。

Q3. 給油途中で止まってしまったら?

ノズルの差し込みが浅いか、機械が安全のため自動停止した可能性があります。自分で無理に操作を続けず、スタッフを呼んで確認してもらいましょう。設備側のトラブルでも、レバーを強引に引くと危険です。

Q4. 冬に静電気を防ぐには?

冬場は乾燥して静電気が発生しやすいため、ウールやポリエステルよりも綿素材の服を選ぶと安心です。給油前には必ず静電気除去シートに触れ、肌の乾燥を防ぐためハンドクリームで保湿しておくのも有効です。

▼こちらも参考に。

 ガソリン給油はこれで安心!静電気除去シートの使い方と注意点

セルフ給油の基本を覚えて、安全にガソリンを入れよう

ガソリンを入れる女性

セルフ式ガソリンスタンドでのガソリンの入れ方は、基本の手順を覚えれば難しくありません。大切なのは、油種の確認・静電気除去・自動停止後の継ぎ足し禁止といった安全ルールを守ることです。最近では監視体制も整っており、スタッフのサポートも受けられるので安心です。焦らず落ち着いて操作し、安全にセルフ給油を行いましょう。

#給油方法

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