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テーブルに並んだ防災グッズ

2025/08/12

100均防災グッズ完全リスト|日常の延長でできるカンタン備え術

防災グッズを準備しなきゃ…と思っていても、実際に行動に移すのはなかなか大変。そんな時に頼りになるのが、身近な100均グッズです。災害時に役立つ防災グッズが手軽に揃えられるうえ、日常の中で少しずつ備えを始められます。この記事では、100均で買える防災グッズのリストや、選び方のポイント、家族に合わせた備え方など、無理なく実践できるアイデアを紹介します。

100均で買える防災グッズリスト

非常食から衛生用品、防寒グッズまで、100均ではいろいろな防災グッズが揃えられます。種類別に100均のおすすめ防災グッズを一覧にしたので、参考にしてください。

非常食・保存食

缶詰と乾パン

長期保存できる食品は、100均でも多く見つかります。普段の買い置きにプラスして、防災用にもストックしておきましょう。

  • クラッカーや乾パン、ビスケットなど:長期保存が可能
  • レトルト食品:カレーやおかゆなど、お湯で温めて食べられるレトルト食品はストックしておきたい
  • 缶詰:加熱不要でそのまま食べられるものが多く、保存性にもすぐれている
  • インスタント味噌汁やスープ:温かい汁物があれば食事の満足度がアップ
  • 栄養補助ゼリーやエネルギーバー:小腹を満たすのに便利
  • 氷砂糖:消化吸収が良く、災害時のエネルギー補給に適している
  • ミントタブレット:口の中をリフレッシュできる

食事グッズ

白と黄色の紙製食器

災害時は水が使えないことも想定されます。使い捨ての食器なども揃えておくと、いざという時に役立ちます。

  • 水タンク:折り畳み式のタンクはかさばらず持ち歩きやすいので、防災リュックに入れておきたい
  • 使い捨て食器:紙皿、割り箸、スプーン、フォーク、プラスチックのコップ等、自宅避難の場合でも断水で食器が洗えない時に便利
  • ラップやアルミホイル:食器の代用にもなる
  • 紙ナプキン、ウェットティッシュ:食事前後の衛生対策に

衛生用品

フタが開いたウェットティッシュ

災害時は水が貴重になり、手を洗ったり歯を磨いたりといった日常の行動ができないことも想定されます。水を使わない衛生用品や、絆創膏なども必需品です。

  • ウェットティッシュ:手や体を清潔に保つために欠かせない
  • 歯磨きシート:水を使わず歯磨きの代用になる
  • 使い捨てマスク:ホコリやウイルス感染対策に必須
  • 圧縮タオル:コンパクトでかさばらず、個包装になっているので衛生的に使える
  • ハンディシャンプー:洗い流し不要のハンディシャンプーも100均で購入できる
  • 絆創膏:切り傷や擦り傷の処置に欠かせない。サイズ違いの絆創膏がアソートになった商品も

照明

4本の単三電池

停電時や夜間の避難では、明かりの確保がとても重要です。家族分を揃えたい時や、いざという時の予備として準備するには十分頼りになります。あまり普段使わないからこそ、100均で手軽に揃えておくのがおすすめです。

  • LEDライト:電池式の小型LEDライトが便利。手回し式、クリップ付きタイプなど種類が豊富
  • ヘッドライト:暗い中で作業をする際、両手が空くので便利
  • 乾電池:防災用のライトやラジオなど、電池を使う防災用品がある場合は予備の電池も必ず準備しておく

暑さ・寒さ対策グッズ

白いハンディファン

災害時はエアコンや暖房が使えない状況になることも考えられます。季節によっては熱中症や低体温症のリスクもあるため、簡単に使える暑さ・寒さ対策グッズを備えておくと安心です。

▼暑さ対策

  • 冷却シート/クールタオル:首や額を冷やして熱中症予防に
  • ミニ扇風機(手動・電池式):停電時でも風を送れて便利
  • 日除け用のアルミシート:直射日光を遮って体感温度を下げる
  • 汗拭きシート・ボディシート:汗やベタつきを拭いてスッキリできる

▼寒さ対策

  • アルミブランケット(保温シート):体に巻いて体温を保つ。雨具にも使える
  • 使い捨てカイロ:貼るタイプ・貼らないタイプ、用途に合わせて準備を
  • 軍手:作業用にも使え、手袋として防寒にも使える

トイレ対策グッズ

テントに設置されたポータブルトイレ

断水や停電でトイレが使えなくなるケースは少なくありません。携帯トイレや消臭グッズなどを最低限でも備えておくことが大切です。個数が少ないものが多いですが、防災リュックや車用に分けておくのにちょうど良いサイズ感です。

  • 携帯トイレ:水が流れない時の必需品。
  • 防臭袋:ニオイを閉じ込められるので、ペットのトイレやおむつの処理にも便利
  • トイレ用凝固剤:排泄物を処理しやすくする
  • アルコールスプレーや消臭スプレー:トイレ使用後のニオイ対策に

その他の便利グッズ

2つのホイッスル

他にも災害時に役立つ100均アイテムはたくさんあります。防災リュックの隙間に、ぜひ入れておきましょう。

  • ホイッスル:救助を呼ぶために使う。片側がライトになったタイプや、キーホルダータイプなど豊富
  • ジッパーバッグ:食料の小分け保存や、現金や貴重品の保管に便利

100均防災グッズのメリットとデメリット

100均で防災グッズを揃えた親子

100均の防災グッズは、「まず何か備えておきたい」という人にとって心強い存在です。必要なものを少しずつ揃えたり、家族の人数分を気軽に準備できたりと、はじめの一歩として最適です。ただし価格が安いぶん、耐久性や使用感に限界があるのも否めません。

メリット:気軽に揃えられる

手頃な費用で必要最低限のアイテムを揃えられるため、防災準備の第一歩として始めやすいといえます。小分けパックや使い切りタイプが多く、家族構成や用途に合わせて選びやすいのもポイントです。容量が少ないので、買い足しや補充もしやすいでしょう。

デメリット:品質に限界がある

低価格ゆえに、長期保存に適した専用の防災用品に比べると耐久性はいまひとつかもしれません。照明器具や防寒グッズなども耐久性に限界があり、頻繁な点検や交換が必要です。100均の防災グッズはあくまでも補助的な備えとして考え、本格的な防災用品と併用することが大切です。

100均防災グッズと一緒に準備したいこと

防災リュックを背負う少女

防災グッズは「買ったら終わり」ではありません。いざという時にすぐ使えるようにすることが大切です。

防災リュックの置き場所や中身の見直し

防災グッズは家族全員がすぐ取り出せる場所に置くことが大切です。定期的に中身をチェックし、消費期限切れや不要品の入れ替えを行いましょう。

防災リュックの中に入れたいグッズはこちらを参考にしてください。

防災バッグの中身リスト|最低限必要なものや準備・管理のポイントを解説

また、子どもが自分の持ち物を理解できるように工夫することも大切です。ランドセルや通学カバンにも入れやすい、防災ポーチや防災ボトルについて紹介した記事はこちら。

防災ポーチを持ち歩く理由と選ぶべきコンパクトグッズ

避難場所や連絡方法の家族共有

100均のカードや名札などを活用して、緊急連絡先や避難場所や安否確認のルールなどを書いた紙を防災リュックに入れておきます。子どもに説明する際は、イラストや図、写真を使って説明すると理解しやすいでしょう。避難時の行動や持ち物、危険を感じたらどうするかを、普段から話し合っておくのがおすすめです。

消費期限・交換タイミングを管理する

使用期限があるものには、購入日や期限を記入したシールを貼っておけば見落としを防げます。またカレンダーやスマホのリマインダーと連携して、定期的に見直しのタイミングを決めておくのもおすすめです。

普段使いしながら備える「ローリングストック」のすすめ

ローリングストックを実践する女性

ローリングストックとは、日常的に使う食品や日用品を少し多めに備え、使った分だけ買い足して備蓄を維持する方法です。

非常食や保存水などを「災害用の特別なもの」としてしまうと、押し入れの奥などにしまい込んで忘れてしまうこともあります。その点、ローリングストックなら日常生活の延長で自然に備蓄できるのが魅力です。

レトルトごはん、インスタント味噌汁、缶詰、ウェットティッシュなど、100均で手に入るアイテムでも手軽に始められます。消費期限が近いものから使うようにすれば、「気づいたら期限切れ…」という事態も防げて、管理もラクになります。

燃料の準備も忘れずに!満タン&灯油プラス1缶運動

ガソリンを入れる人

「満タン&灯油プラス1缶運動」は、大規模災害発生直後にガソリンや灯油が入手困難になることを避けるため、日頃から車の燃料を満タンにしておくことや、灯油を1缶多めに保管しておくことを推奨する運動です。普段から車の燃料や灯油をしっかり準備していれば、いざという時の安心・安全を守れます。災害グッズの準備と燃料の備蓄をセットで考えることで、より強固な災害対策を心がけましょう。

100均の防災グッズも上手に組み合わせて備えよう

防災について話し合う家族

災害は、ある日突然やってきます。だからこそ「備えなきゃ」と思っても、何から始めればいいのか分からず、つい後回しになりがちです。

そんな時、100均の防災グッズは心強い味方。手頃な価格で手に入るうえ、必要なものを気軽に揃えることができるため、防災準備の第一歩として最適です。

ただし、100均グッズには保存期間や耐久性といった面で限界があるのも事実。大切なのは、100均を上手に活用しながら、徐々に“本気の備え”へとステップアップしていくことです。

家族の命を守る準備は、日々の小さな行動の積み重ねから。今日できることから、防災を暮らしの中に取り入れてみませんか?

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